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A社インタビュー

2020年10月23日 お客様の声
こんにちは!ラクルスタッフの寺嶋です。
今回は、技能実習から特定技能に切り替えて半年が経過したA社の社長様インタビューをお届けしたいと思います。
 

A社データ
場  所 : 大阪府
事業分野 : 建設
作業内容 : 型枠施工
特定技能外国人の国籍 : インドネシア
特定技能外国人の就労人数 : 3人


  



Q 外国人を雇用しようと思ったキッカケは?

 外国人の方を雇い入れるきっかけは、第一に人手不足です。今、日本の若者でこの業界で働いてくれる子が少ないという状況があります。その中で知り合いを通じて技能実習生の受入れに関する話を聞き、自分たちの会社でも一度やってみようかということになり、3年前に技能実習生を雇用することとなりました。


Q なぜ、今回特定技能に切り替えようと思われたのでしょうか?

 特定技能という新しい制度ができたのを知り、特定技能では5年という長い期間働いてもらうことができるということを聞きました。せっかく3年働いて技術を取得し、コミュニケーションもとれるようになってきたこともあり、このまま母国に帰してしまうのは惜しいと思い、また実習生たちも特定技能への移行を希望してくれたこともあり制度を活用することにしました。
 本来、技能実習制度実習が終わると実習生の子たちは帰国しなければいけないのですが、特定技能に切り替えることで帰国せずそのまま働き続けてもらうことができるという点が良かったです。
 ただ、制度を利用するにはどのようにすればいいのか 自分たちではわからなかったので、これもまた知り合いを通じて登録支援機関の方を紹介してもらうことになりました。
 新たに特定技能の受入機関になるために準備する書類関係や実習生の在留資格変更手続きなど難しい部分も多かったので、登録支援機関の方の協力を得てサポートしてもらって実現することが出来ました。
 

Q 実際に外国人を受け入れてみて感じたメリット・デメリットなどありますか?

 雇用した子たちは、すごく真面目で仕事に対する姿勢も真剣です。働きたいという意欲もすごく感じるので雇用する側としてもそれはすごくありがたく、会社としてもメリットが大きかったです。
 デメリットというか最初に大変だなと感じたのは、日本との文化や宗教の違いなどがあったので、良かれと思ってやってあげたことがあまり良くなかったりなど、コミュニケーションや働きやすい環境を整えてあげることがでしょうか。最初のころは色々と試行錯誤しながらでした。


Q 費用面など技能実習のころと比べて感じることはありますか?

 費用面では、技能実習の時は組合さんに対して支払う費用が高いと感じる部分もありました。ですが、必要経費として仕方ないのかなと考えていました。
 特定技能では、日本人と同等の給与を支払わなければならないという部分があり、技能実習の時よりも支払う金額は上がっていますが、3年の実習を経て技術面の向上していますし、そこは問題ない部分だと思います。


Q 建設分野では特定技能1号から特定技能2号への移行も可能となっていますが、その辺りはどうお考えになっていますか?

 日本語の勉強はとてもハードルが高く、試験も難しいと聞いているのですが、特定技能2号になることで、家族を日本に連れてくることができたり、永住権が取れたりすることで、頑張って取れるように応援してあげたいと思っています。 自国に家族を残して海外まで一人で働きに来ているというのは可哀相だなと思う部分もありますし、その辺りもふく含め、国の方でも制度の見直しや改善などがあればいいなと思います。


Q 外国人労働者について思う事はありますか?

 世間では良くないニュースなどを耳にすることがありますが、うちの周りではよく働いてくれる真面目ないい子が多いです。問題が起きるところは、労働者個人ではなく働く環境が起因している部分も少なからずあるのではないでしょいか。まず、「外国人だから」という考えはなくさないといけないと思います。外国人・日本人と区別してみるのではなく、同じ一人の人として、同等で考えてあげることが大切だと思います。


いかがでしたでしょうか?
 A社の社長様は、休日に外国人・日本人スタッフを交えたバーベキューをしたり、海へ遊びに行ったりするなど、海外から来た労働者の方たちが日本の生活に馴染みやすくなるような環境作りや、スタッフ間でも交流が深まるような機会作りに積極的に取り組んでくださっています。そうした取り組みを行ってくださる企業様はなかなか少ないのが実情ですが、こうした努力が、外国人労働者の方たちの労働意欲の向上にもなり、ここで長く働きたいという気持ちにも繋がっているのではないでしょうか。
 社長様もおしゃっていましたが、人手不足を補うだけの単なる労働者として雇うのではなく、一人の人間として向き合い日本人と同じように分け隔てなく大切に扱うことは、雇用者としても当然のことと言えます。 
外国人労働者さんたちが働きやすい環境を整えることの大切さを今回のインタビューを通じて改めて感じることができました。

今回は、実際に特定技能制度を利用して外国人を雇用されている企業の社長様にお話を伺いました。
次回は、A社で実際に働いている外国人労働者の方たちのインタビューをお届けしたいと思いまので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。



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